しまなみ海道 ドライブ


しまなみ海道 ドライブ マップ

しまなみ海道は、愛媛県今治市から、広島県尾道市までを繋ぐ道路です。6つの島を繋ぐ全長60kmのルートで、7つの橋を渡ります。高速道路と同じく有料道路となっていて、島で降りる際はICを出ることになります。 また、場所によっては入口/出口のどちらかしかないハーフICもあるので注意してください。→しまなみ海道IC

 

今回は、今治ICから出発し、各島でICを降りて観光スポットを巡りました。夏真っ盛りの時期に、景色のいい場所を中心に回ったので参考にしてください。


来島海峡SA


今治ICで西瀬戸自動車道に乗ると、そのまま高速道路で橋に続きます。 始めの大島につながる 来島海峡大橋 を渡る直前には、眺望のいい 来島海峡サービスエリア があります。

新しくてきれいなサービスエリアです。 青い海と白い橋をイメージしたロゴも美しいです。

来島海峡SA 正面

しまなみのロゴオブジェや石碑があり、背景には瀬戸内の海と来島海峡大橋が見えて、いい撮影スポットになっています。 快晴の青空と、真っ白な入道雲も相まって、最高の景色です。

二階には展望テラスがあり、高い場所から景色を見れます。開放的な空間からは、向かいの大島や瀬戸内海、まっすぐ伸びる来島海峡大橋が見えます。まさに絶景です。この遠くに見える橋を、これから渡っていきます。

来島海峡SA 展望テラス
来島海峡SA 展望テラス

SAから数分で来島海峡大橋の入り口までたどり着きます。前方には、真っ白な主塔が垂直にいくつもそびえたっています。なめらかな曲線を描くワイヤーも美しいです。両側には瀬戸内の真っ青な海が広がっていて、これもまた絶景です。

来島海峡大橋 車で通過

自転車だったら立ち止まって写真を撮りまくるんですけど、車だとそれができません。その代わり、橋を爽快に走り抜ける快感は、車でのドライブならではです。

亀老山展望台


大島南ICを降りて車で10分ほど走ると、大島の南端にある見晴らしのいい 亀老山展望台 に到着します。ここからは360°瀬戸内海が見渡せ、来島海峡や四国の今治まで見ることができます。

ICを降りてからはほぼ山道ですが、片側一車線ずつあるので大きい車でも問題なく通れます。標高が高くなってくると木々の間から海が見えるので、それだけでもきれいな眺めです。無料駐車場が20数台分あるので、十分停めれます。駐車場からでも水平線のかなたまで海が望めます。

駐車場の奥に、展望台への入口があります。山の頂上にあるコンクリート造りの展望台で、まるで立体迷路のような構造です。

展望台の頂上からの景色はまさに絶景で、宙に浮いているような感覚になります。真っ白な入道雲が夏を感じさせてくれますね。

亀老山展望台 絶景

この日は快晴で、海も空もきれいな青色でした。先ほど渡ってきた来島海峡大橋もきれいに見えます。

亀老山展望台 絶景 来島海峡大橋

しばらく景色を楽しんだ後、展望台を降りて駐車場横にある亀老山売店に立ち寄りました。昔ながらの売店といった感じで、特産の藻塩を使ったジェラートが有名です。アイスの上に振りかけられた黒い粒々がその藻塩です。濃厚なバニラに、藻塩のしょっぱさと磯の香りが加わって絶品でした。

ジェラートで元気を取り戻した後は、伯方・大島大橋を通って伯方島に向かいます。先ほどの橋よりサイズは小さいですが、真っ白な姿と曲線が美しいです。

伯方・大島大橋 車で通過

マリンオアシスはかた


伯方ICを降りてすぐのところに、道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた があります。レストランや物産店があり、全国的にも有名な伯方の塩を使ったアイスや、たこが有名です。

広い駐車場と、自転車用のスタンドがあり、人も大勢来ていました。ここでお昼ご飯を買って食べました。

マリンオアシスはかた 正面

伯方ビーチが隣接していて、多くの人が海水浴を楽しんでいました。シャワーやトイレも設置されています。子供でも安心して遊べる穏やかな海なので、家族連れが大勢いました。夏を感じられる人気スポットです。

次は大三島橋を通って大三島に行き、さらに多々羅大橋を通って生口島に向かいます。多々羅大橋は、主塔が曲線を描きながら天にそびえる巨大な斜張橋です。遠くから見た時の主塔はなめらかで美しく、近くを通った時の迫力はすごいです。

耕三寺博物館


生口島北西部の市街地に、 耕三寺博物館があります。 一応お寺なのですが、敷地内には変わった建物がたくさんあり、観光地になっています。 実業家の耕三寺耕三氏が、すべての母親への感謝を込めて建てたお寺だそうです。

近くに"耕三寺博物館 平山郁夫美術館 無料駐車場"があるのですが、台数に限りがあるので満車の場合は近くの有料駐車場に停めてください。 駐車場から徒歩5分ほどで入口に到着します。 入口の門からしてど派手で、とても普通のお寺とは思えません。 門を入ってすぐの受付で入場料を支払います。 敷地内には数多くの変わった建物があります。

まっすぐ進んで階段を登っていきます。 階段の上には、日光東照宮をモチーフにした建物がありました。 奥に進むと、次は平等院をモチーフにした朱色のきれいな建物があります。 他にも、日本各地の歴史的建造物を模した建物がたくさんあります。

階段を登る続けると、上から敷地内を見下ろせます。 お寺全体はシンメトリーに設計されているらしく、ここから見るとその美しさがわかります。

耕三寺博物館 全体 シンメトリー

さらに奥の山に向かって道があります。 山の頂上には、大理石を使った大規模な彫刻アート作品 未来心の丘があります。 頂上にあるオブジェを目印に、さらに進んでいきます。 緩い坂道をひたすら登っていくと、頂上のオブジェ"光明の塔"が近くに見えてきました。 ここまでの道中にも、大理石で作られたアート作品が点在しています。

途中にはカフェもあります。 もちろんカフェも大理石で作られています。 さらに白い大理石の階段を進んで、頂上を目指します。 日光が白い石に反射して、めっちゃまぶしいです。

ようやく光明の塔にたどり着きました。 一番の撮影スポットなので、行列ができています。 順番待ちをしてようやく写真を取れました。 青空にそびえたつ純白の姿が美しいです。

未来心の丘 光明の塔

今まで登って来た道を下り、耕三寺を出ました。 もうへとへとです。 すぐ近くに しおまち商店街があるので立ち寄りました。 島の名産であるレモンを使った食品が有名です。 商店街の入り口すぐにある"しまの店 さよ"さんでレモンスカッシュを飲みました。 レモンの果肉がたくさん入っていて、サイダーの爽快感と相性抜群です。 たっぷり入っていたのですが、かなりの猛暑で汗もたくさんかいたのですぐに飲み干してしまいました。

瀬戸田サンセットビーチ


生口島東部には、ビーチと商業施設が併設された 瀬戸田サンセットビーチがあります。

円弧を描いた白い砂浜が美しいです。 キャンプ場やバーベキューの設備もあるので、子供から大人まで楽しめます。 本州側からアクセスもいいので、若者がたくさんいました。

黄色いアート作品もあり、撮影スポットになっています。

生口橋・因島大橋


生口島からは、生口橋を通って因島に向かいます。 主塔の斜めの形が特徴的な、大きな斜張橋です。 主塔間の距離が長く、スマートな印象の橋です。

因島では、大浜PAに立ち寄りました。

ここから因島大橋が見えます。 今からこの橋を渡って、最後の向島に使います。

日没が近づいて空がグラデーションになってくる中、因島大橋の大きな主塔の間をくぐり抜けていきます。 車からでは見えないのですが、道路がトラス構造になっている橋で、横から見た姿もきれいです。 道路の下には自転車道が通っているので、サイクリングでは橋の下側を通ります。

このまま向島から新尾道大橋を渡り、尾道に到着してドライブは終了しました。