祖谷渓について


吉野川の源流によって削られた、急峻な渓谷です。 四国の山深くにあるため深い緑に囲まれ、山と深い谷が織りなす絶景を楽しめます。国道32号線はきれいに整備され、ドライブとしても楽しいです。 道路のすぐ脇は断崖絶壁で、所々に設置されている停車スポットに車を停めると、その絶景を眺めることができます。 大歩危小歩危を通るJR土讃線では、観光列車が時々走っています。 

祖谷渓

今回は、谷沿いの国道や県道を車で走り、山を一周するルートで各スポットを巡りました。その中で、リバーステーション、道の駅大歩危、かずら橋、ひの字渓谷を紹介します。

リバーステーションWest-West


綺麗に整備された国道32号を景色を見ながら進んでいると、大歩危小歩危の看板が出てきます。約8キロにわたって、吉野川によって深く削られた渓谷のエリアです。車を運転しながらでも、その雄大な景色に驚かされます。景色をゆっくり見るため、リバーステーションWest-Wsetという施設に車を停めました。飲食店やアウトドアショップが入っていて、ラフティングも楽しめます。

100円で入れる展望スペースがあったので行ってみました。 深緑の山が鋭くV字に切り込まれた、大歩危小歩危の景色が見れます。山と山の間には、荒々しい岩肌と、透き通ったグリーンの吉野川が流れています。

大歩危小歩危 リバーステーションより

対岸には電車が通っています。山の緑に囲まれた中を、黄色い車体が通っていくのが見えました。電車で渓谷をまじかに見ながら旅するのもいいですね。

道の駅 大歩危


さらに南下すると、道の駅 大歩危があります。広い駐車場があり、妖怪と石の博物館が併設されています。

ここからも、急峻な渓谷の景色を楽しめます。 川の色が深い緑色で、本当にきれいでした。

大歩危 道の駅より

かずら橋


ここからは国道を逸れて県道45号32号に入り、祖谷のかずら橋を目指します。 カズラ(ツタのような植物)を使って作られたつり橋で、人が渡ることができます。

先ほどまでと違い、グネグネの山道をしばらく走らないといけません。近くには、かずら橋夢舞台という物産展や飲食店が入った施設があるので、ここの駐車場(¥500)に停めて歩いて向かう人が多いです。少し距離があるので、私はもっとかずら橋に近い場所の駐車場(¥300~400)に車を停めました。

かずら橋周辺は観光地として整備されていて、お店も出ていて、大勢の観光客がいました。

深い森の中にひっそりとつり橋がかかり、その下には深緑の清流が流れています。 

祖谷のかずら橋

近くで見てみると、カズラが幾重にも編み込まれていて、橋は意外と頑丈そうです。橋を渡るのは有料なので注意してください。つり橋なので、さすがに渡ると揺れます。

ひの字渓谷


県道32号をずっと北上して、ひの字渓谷を目指します。走り始めてすぐにめちゃくちゃ山道になって後悔しました。 グネグネですれ違えないような細い道がずっと続きます。 その分景色は素晴らしいのですが、正直、それを楽しむ余裕がなかったです。

30分ほど走り続けてようやく到着しました。その名の通り、ひらがなの"ひ"のような川の流れになっています。

ひの字渓谷

引き続き山道を進みます。途中、突き出した岩の上に立つ小便小僧や、渓谷を見渡せる祖谷渓展望台などのスポットもあったのですが、駐車場が狭く、山道も細かったので立ち寄る余裕がなかったです。

一時間近く山道を入り、ようやく国道の大きい道に出られました。 次からは、山道はやめとこうと思いました。