仕事を終えてから、急いでセントレア空港へ向かいました。LCCの深夜便に乗って、二時間弱のフライトで那覇空港に到着しました。到着は深夜の2:00過ぎだったため、交通機関は全く動いていません。歩いて国際通り方面を目指すことにしました。二時間ぐらい歩き続け、4:00過ぎにようやく市街地の旭町に着きました。歩道が分かりづらく、道中に南国のゴキブリに何度も遭遇したため余計に時間が掛かってしまいました。壺川近くの"ネットボックス壺川店"さんで仮眠をとることにしました。8:00まで仮眠を取り、いったん県庁前駅のコインロッカーにスーツケースを預けました。
駅近くの"丸万"さんでモーニングをやっていたので、入ってみることにしました。島豆腐がめちゃめちゃおいしかったです!おいしすぎて、終盤でまた食べます(笑)。沖縄の公共交通機関はほぼバスと聞いていたので、とりあえず那覇バスターミナルへ行くことにしました。
那覇バスターミナルには案内所も設置されていましたが、中国人観光客でごった返していたのでバスの路線図だけ手に入れました。海中道路まで、乗り換えなしで行けそうだったので、9:30発のバスに乗って出発します。乗客は自分しか居らず不安でしたが、途中のバス停でちらほら人が乗っては降りて行きました。最終的にまた一人になり、運転手さんに「海中道路行くなら、ここで降りた方がいいよ」といわれて屋慶名で下車しました。運転手さんに言われた通りに歩道を歩いていくと、目の前に海中道路が出現しました。方言強くて全然聞き取れなくて、何度も聞き返しましたが、運転手さんのおかげでちゃんと目的地にたどり着けました。
ちょうど正午だったので太陽が真上にあり、晴天で最高の景色でした。橋は向かいの平安座島まで5km弱続いています。とりあえず歩いて進むことにしました。炎天下でしたが、橋を風がすり抜けて気持ちいいです。橋の両サイドは白い砂浜で、水深も浅いため、エメラルドグリーンがずっと続いていました。ドライブも気持ちいでしょうね。
しばらく歩くと、海中道路展望台があります。少し高いところから、海中道路を見ることができます。海の中をまっすぐ伸びる道がきれいですね。もう少し先に、海の家あやはし館があります。そこまでの間はビーチがあり、マリンスポーツを楽しんでいる人がたくさんいました。駐車場もたくさんあります。ビーチを見ながら海の家を目指します。
バスを降りてから一時間ほどで海中道路の中間地点、海の家あやはし館に到着しました。少し高くなっている展望スペースからは、今まで見た道と、これから進む道が見渡せます。
さすがにお腹が空いたので、ソーキそばをいただきました。
元気を取り戻したので、平安座島まで歩き始めます。
さすがに徒歩で橋を渡っている人は全然いないですね。車が横を颯爽と過ぎ去っていきます。
40分ぐらい歩いていると、平安座島と、その横の浜比嘉島を結ぶ橋も見えてきました。橋の中間地点が高くなっていて、横から見てもきれいですね。
しんどさも相まって、海の家から1時間半ぐらいかかってようやく平安座島に着きました。さらに奥の浜比嘉島につながる橋も綺麗そうでしたが、体力の限界で今回は断念です。二時間に一本しかない路線バスがタイミングよくやってきたので、それに乗って本島側に戻ることにしました。途中で一度バスを乗り継いで那覇バスターミナルまで戻りました。
首里城は小高い山の頂上にあります。今回は、儀保駅で降りて、山の東の方から向かいました。なだらかな坂道を登っていくと、渋い朱色のきれいな門が見えてきました。守礼門です。中国風の建築様式で、瓦まで朱色の特徴的な見た目です。
この城壁の内側にさらに城壁があり、そこから先は有料のエリアです。美しい朱色の建物や、文化財が保管されています。順路に沿って奥へ奥へと進んで行くと、東の端に物見台があります。東のアザナと呼ばれています。ここからは城内の建物と沖縄の街、その向こうには海が見えます。物見台として区買われていただけって、眺望は抜群です。高い城壁に囲まれた建物の屋根はすべて朱色で作られており、独特な景観です。
敷地内には城壁や建物がいたるところにあり、まるで迷路のようになっています。探検しながら琉球王国の雰囲気を味わえるいい場所でした。帰りは、首里駅から那覇の市街地に戻りました。
この日は8:30県庁北口発のシャトルバスに乗って美ら海水族館を目指します。今回も自分一人しか乗ってないです。みんな、やっぱりレンタカーに乗るんですかね…。沖縄を南北に通る高速道路を走り、名護市を経由するとようやく数人が乗ってきました。10:30には海洋博物館の前に到着しました。この周辺一帯が海洋博公園です。しっかり整備され、向こうに見える海がきれいです。
多くの観光客がいたので、流れに乗って美ら海水族館の入口へ向かいました。入館前から高級ホテルのような絶景です。水族館自体もすごいですが、高台から海が見渡せる立地も最高です。
館内に入ると、いたるところに撮影スポットがあります。カップルや家族連れの人たちがいっぱい写真を撮っていました。館内には、熱帯魚やサンゴを中心とした多くの展示があります。生態や進化の過程を解説しているブースもあって、結構長い時間見入ってしまいました。
中でも圧巻は、ジンベイザメ二匹が泳ぐ巨大水槽です。そのスケールの大きさがすごいのはもちろん、光が差し込む中で様々な生物が泳ぐ様子は神秘的でした。まるで、空飛ぶ魚たちを見上げている感覚でした。
水族館を出ると、外にも施設がたくさんあります。水族館を出てから長いエスカレータを降りていくのですが、そこからの見晴らしが最高です。
外から見ると、水族館自体が芸術的な見た目です。海までのエリアは広々としていて、道路や草木がきれいに整備されています。
イルカショーや、海亀を見ることができるエリアもあります。一つ一つ見ていると、丸一日時間がたってしまいそうです。
次の予定もあるので、昼過ぎには水族館を出ました。今度はじっくり一日過ごしたいです。
美ら海水族館から、期間限定で古宇利島までのシャトルバスが出ていたので乗りました。今回も乗客は自分ひとりです。海岸沿いの眺めのいい道をバスは進んで行きます。ワルミ大橋を過ぎると、古宇利大橋が見えてきました。橋の手前には、美ら海テラスという飲食店の集まったスペースがあります。ここからは古宇利大橋と古宇利島、そしてエメラルドグリーンの海が見えます。
島の形はまん丸で中心がこんもり盛り上がっています。周囲は白い砂浜で囲まれているので、遠目にも美しい海の色が分かります。
バスに乗って、そのまま古宇利大橋を渡っていきます。海中道路よりも幅が狭く低い橋でしたが、その分海に近いのでより海の綺麗さがわかります。
車道のわきに広めの歩道が整備されています。これは、歩きか自転車で渡るしかないですね。
古宇利島に到着すると、橋のすぐ付け根は観光地になっています。ここでバスを降りました。飲食店や物産展などが複数立ち並んでいます。すぐ近くに古宇利ビーチがあるので、海の家のようになっていて、シャワー設備やビーチ用品店もあります。ビーチには多くのパラソルが建てられていて、まさにリゾートといった感じです。すぐ近くの古宇利大橋もきれいで、なかなかの絶景です。
バスを下車してすぐの場所で、レンタサイクルの看板が目につきました。橋を自転車で渡らないともったいないですね、速攻でレンタルしました。ママちゃりでしたが、なんと一日¥500という格安です。レンタルしてそのまま橋を往復することにしました。
どこを見渡しても、きれいな海、青い空、白い砂浜しかありません。まっすぐ伸びる橋を渡りながら、海風を感じると最高に気持ちいいです。
十分橋を堪能し、古宇利島へ戻ってきました。島内には、一周できる道路があるらしいので行ってみることにしました。途中には、カフェなどが点在しています。きれいなビーチもいくつかあるらしく、車で周回する人がたくさんいました。さすがにお腹が空いたので、島の裏側にある"島の駅"さんで昼食に海鮮丼を食べました。
一時間ほどで一周できました。島の高台から見る橋もきれいですね。なんだか合成みたいです。
坂道を下って、古宇利ビーチに戻ってきました。せっかく沖縄に来たのだからとビーチに入ろうと思いましたが、一人でビーチに入る勇気が出なかったので周りを探索しました。バスの時間まで一時間ほどあったので、ビーチの見える木陰で涼んだり、ブルーシールのアイスを食べたりして過ごしました。来た時と同じバスに乗り、海洋博物館前で乗り換え、那覇バスターミナルに着いた時には20:00になっていました。かなり汗をかいたので、居酒屋で飲んだORIONビールが身に沁みました。
沖縄の南部、海に面した急な斜面にかかるニライ橋とカナイ橋をまとめて、ニライカナイ橋といいます。ジェットコースターのように空中をぐるぐる回るような道で、見下ろすと南国の海が前面に見えます。美しい海と砂浜が、南国の絶景を作り出しています。
車でドライブしても、自転車で駆け下りてもその絶景を楽しめます。また、橋自体もアート作品のようなきれいな造形で、展望台からは橋と景色を同時に楽しめます。
駐車場はないので注意してください。道路わきに短時間停車して楽しむ分には問題ないと思います。
ニライカナイ橋に向けて、国際通り近くのホテルから自転車で行きます。バスでも行けますが、距離もそれほど遠くなく天気もよさそうだったので自転車で行くことにしました。朝は、近くのパン屋さん"キキ"で朝食を済ませました。そこから歩いてすぐの"NPOしまづくりネット"さんでマウンテンバイクを借りました。ここの方がとても親切で、雨の時の注意点や暑さ対策などについて教えてくれました。スタートは9:00過ぎです。走り出してすぐゲリラ豪雨に見舞われ、30分ほど雨宿りするはめになりました。その後、雨上がりのムシムシした中、ひたすら山道を進み続けます。
道に迷いまくって二時間以上も自転車を漕ぎ続けました。時間は十分あるので、いったん海沿いの道に出ることにしました。すぐに道が開けて海と砂浜が見えてきました。中城湾です。人はほとんどいなかったが、白い砂浜が広がってきれいな海だった。ニライカナイ橋の案内表示も出ていたので、心躍らせて海沿いを自転車で走ります。
これまで以上の急な登坂がずっと続きます。もうへとへとです。一旦自転車を降りて押しながら進む羽目になりました。
12:00を回る頃、ついに目的に到着しました。トンネルの先がニライカナイ橋です。トンネルの上は展望台のようになっています。車で来て路駐して景色を見てる人がたくさんいました。自転車は僕だけですね(笑)
トンネルの上からの景色は最高です。海は遠浅で透明度が高く、海底がはっきり見えます。遠くの方で鏡のように雲が海に反射して見えます。急斜面には緑がうっそうと生え、そのなかを高架の道路が走っています。これがニライカナイ橋です。橋には歩道があり、自転車や徒歩でも通ることができます。
しばらく景色を満喫して、元の道に戻りました。ここから先ほどのトンネルをくぐって、ニライカナイ橋を自転車で下ります。トンネルの向こう側には海が見えてワクワクしますね。
ゆったりとした下り道で、自転車で走るには最適です。天気も良く、吹き抜ける風が最高に気持ちいいです。
始めは少ししか見えなかった海が、橋を進むにしたがって大きく見え始めます。今までの苦労がすべて吹き飛びました。
一通り下ると、雲行きが怪しくなってきました。名残惜しかったですが、橋を上って那覇に引き返すことにしました。帰りはグーグルナビ通りに山道を進みます。二時間くらいで那覇に戻ってこられました。
那覇市街地の西部には、南国リゾート感あふれる波の上うみそら公園があります。きれいな砂浜のビーチや、バーベキューを楽しめる施設などがあり、海上を走る那覇西道路もきれいな景観を作り出しています。
市街地から最も行きやすいビーチエリアといえます。
沖縄県庁から自転車で10分ほど走ると、わかさ波の上ビーチどおりがあります。この道をまっすぐ進めば、波の上ビーチに到着します。この周辺はリゾート地になっているので、ホテルがたくさん立っています。白い砂浜にたくさんのパラソルが立ち、多くの海水浴客がいました。泳げる場所は網で囲まれているので、安心して泳げそうです。奥に見えるのは、那覇空港から那覇市内につながる幹線道路、那覇西道路です。
場所によっては空いているエリアもあります。それにしても、きれいな海の色ですね。
海側の幹線道路は自転車でも徒歩でも通ることができます。景色がきれいそうだったので、自転車で行ってみることにしました。一本は橋のように高所に登っていて、その下を別の道路がくぐっています。きれいな造形です。
高くなっている方の道路は、歩道がかなり狭いので注意してください。すれ違うのは難しいです。しかしながら、高いところからの眺めはきれいでした。沖縄の海が遠くまで見通せます、どこまで行っても真っ青です。