京都中心部の北東エリアの桜を紹介します。

このエリアには、琵琶湖から京都市内に向けて人工的に作られた疎水が流れていて、その脇の小道に無数の桜が咲きます。

 

その中でも代表的な、銀閣寺、哲学の道、南禅寺、蹴上インクライン、岡崎公園を紹介します。

 

京都 桜 マップ 北東部

銀閣寺

バス停の銀閣寺道で下車し、徒歩数分で銀閣寺に着きます。最寄り駅は遠いのでお勧めしません。

バス停から銀閣寺に至る白川通では、琵琶湖疏水が歩道のそばを流れます。疏水沿いにはたくさんの桜が植えられています。 朝日に照らされた淡い桜色が美しかったです。

途中から石畳の道が現れます。木のすぐそばの道なので、真下から桜を見ることができます。 疏水に沿ってはるか彼方まで桜並木が続いています。 鏡のように水面に移る桜も美しいです。

このまま銀閣寺に行ってもよかったのですが、銀閣寺は桜の名所というわけではありません。今回は途中で曲がって哲学の道に入りました。 

哲学の道

銀閣寺の手前から南方向に、グネグネ曲がりながら疏水は延びています。およそ2kmの散歩道沿いに桜が咲いていて、哲学の道と呼ばれています。 哲学の道には桜だけでなく、多くの草花が咲いています。 木造の古い建物のお店が点在していて、桜の風景とよく合います。

疏水には石造りの橋が架かっていて、京都っぽい雰囲気です。 この橋から見ると桜のトンネルが続いているように見えます。

南禅寺

地下鉄の蹴上駅から徒歩10分ほどで、南禅寺に着きます。地面は灰色の砂利、周囲は城壁で囲まれ、建物は重厚な雰囲気です。そこに映える白い桜が何とも美しいです。 哲学の道で見た暖かい桜の印象とはちがい、凛とした桜の雰囲気を感じました。

南禅寺のすぐ近くには、琵琶湖疏水が流れる水道橋があります。赤レンガで作られた重厚な橋で、古びた姿に目を引かれます。

蹴上インクライン

地下鉄蹴上駅から徒歩数分で、蹴上インクラインに着きます。元々は坂道を上る鉄道が通っていた場所で、跡地が大きな桜並木になっています。砂利道で上り坂なので、動きやすい服装でがいいです。低い位置でカメラを構えると、一直線に伸びた鉄道のレールが遠くまで伸び、上から桜がかぶさるいい画が撮れます。

坂道を上った先には小さな公園があり、枝垂桜が綺麗に咲いていました。途中の道はすごい人でしたが、この場所にはほとんど人がいなかったのでゆっくり鑑賞できます。

今まで上ってきた坂道を下り、更に疎水に沿って進むと、琵琶湖疎水記念館があります。この場所で琵琶湖疏水が人工の池に注ぎます。周囲には桜がきれいに咲いていて、池の噴水を背景にした景色も美しいです。

岡崎公園周辺

岡崎公園は緑豊かな公園で、野球場やテニスコートなどの施設があります。周辺には平安神宮京都市動物園、美術館などがあります。

岡崎公園周辺にはお堀が張り巡らされていて、それに沿って桜が植えられています。お堀に架かる朱色の橋と桜の風景は、平安時代の情緒が感じられて心が癒されます。園内にも桜が点在していて、シーズン中にはきれいに咲き誇ります。