宇治市は京都市の南東部に位置します。源氏物語にも登場する古い町で、歴史的な遺産も多く残っています。お茶の産地として昔から有名で、抹茶を使ったスイーツが人気です。

 

今回は、平等院と宇治橋周辺について紹介します。


平等院

宇治といえば、十円玉のモデルになっている平等院鳳凰堂が有名です。JR宇治駅、あるいは京阪宇治駅から徒歩10分ほどで着きます。入口の手前から、きれいに整備された小道のすぐそばで、木々がきれいに紅葉していました。

院内では、池の向こうにシンメトリーの鳳凰堂が見えます。渋い朱色の柱と、暗い灰色の瓦が、平安時代の雅さと歴史を感じさせてくれます。

鳳凰堂の周りは一周回れるようになっていて、紅葉した幾種類もの木々が、美しい景色を作っていました。歩道には高低差があり、色々な角度から紅葉を楽しめます。 

真っ赤に染まったもみじの葉が、朝日に照らされて燃えるように発色しています。お堂の屋根に積み重なった情景も美しいです。

宇治橋

宇治川に架かる大きな橋で、古い趣を感じるデザインとなっています。 橋の片側は平等院に続く参道に繋がっていて、抹茶を使った飲食店が数多くあります。 歴史ある宇治茶の町なので、本格的な抹茶の絶品スイーツがたくさんあります。

宇治川沿いには遊歩道が整備されています。道沿いには、濃い紅色に染まったもみじかいくつもありました。

宇治川には中洲があり、朱色の鮮やかな橋で両岸と結ばれています。その橋を渡って川の東岸に行くと、世界遺産の宇治上神社があります。坂道を上った先にある本殿は、日本最古の神社といわれる大変貴重な建物です。