宮島について


広島の西部、瀬戸内海に浮かぶ厳島(通称 宮島)は、島全体が神聖な場所とされており、海上に建てられた朱色の厳島神社本殿と、沖にある大鳥居がメインの観光スポットです。他にも、参道や水族館、島の頂上からの景色など見るべき場所が多く、一日中楽しめます。

宮島口桟橋


宮島へは、本州側の宮島口桟橋から定期船で渡ります。船のターミナルには、JRでもローカルの広電でもアクセスできます。ここから、JR西日本宮島フェリー宮島松大汽船が10分間隔ぐらいで往復しています。片道180円で、ちょうどいいタイミングの便に乗ればいいです。船の乗り口には長い行列ができていて、船が着くとたくさんの人が一斉に乗り込みます。

出発してから10分程度で宮島に到着します。船のデッキ上は見晴らしがよく、便によっては大鳥居のすぐ近くを通ってくれます。残念ならがら今は大鳥居は改修中だったので、その姿を見ることはできませんでした。

あっという間に、宮島フェリーターミナルが見えてきました。青銅色の屋根がいい雰囲気です。

表参道商店街


宮島側のフェリー乗り場は、古風な木造建築の外観です。ここからすでに神聖な感じがします。

ターミナルを出るとすぐ、鹿がいました。まるで奈良公園でが、餌やりは禁止らしいです。

ここから厳島神社に向かいます。商店街を通る道と、海沿いを通る道の二つがあります。まずは商店街を通ることにしました。
表参道商店街は、宮島に来たほとんどの観光客が通るので、人通りが多く活気があります。名物のもみじ饅頭やカキはもちろんのこと、あなごめしや雑貨、工芸品など盛りだくさんです。神社までは少し距離があるので、いろいろな店に立ち寄りながら進むのが楽しいです。

厳島神社


商店街を通り過ぎると、海に突き出た眺望のよい場所に出ます。ここから大鳥居と厳島神社がきれいに見えます。本当は海上で朱色に輝く大鳥居を見れる予定だったのですが、今は補修中でそのシルエットしか見えません。厳島神社は、いい具合にその全容が一望できます。砂浜の上に朱色の柱が立ち並び、なんとも神秘的ないでたちです。今は干潮なので下地の砂浜が見えていますが、満潮時には床上ギリギリまで海面が上がってきて、これまた幻想的な景色になります。

神社の裏側に回り込みました。 朱色の建物が複雑に入り組み、なんとも美しいです。 遠くには、五重塔も見えます。

干潮の時間帯には、神社の前の砂浜に降りることができます。海岸から見上げる神社というのは、なかなか無いですよね。 屋根の曲線も美しいです。

神社の向こう側には水族館があります。そして背後の山は弥山(みせん)と呼ばれる観光スポットですが、今回は行きませんでした。 次回は大鳥居の改修が終わってきれいに見えるときに、ゆっくり一日観光しようと思います。