仁淀川は、高知市の西側を流れる一級河川です。 水の透明度が非常に高く、仁淀ブルーといわれる透き通った青色が有名です。 今回は、仁淀川の中流から上流にかけて移動しながら、以下の観光スポットを巡りました。

①波川公園、②名越屋沈下橋、③中津渓谷、④安居渓谷

それぞれのスポットについて紹介していきます。

伊野ICで高速を降り、西方向に進むと仁淀川に突き当ります。 突き当った場所は、川幅が広く緩やか流れになっています。 河原一帯が波川公園で、キャンプやBBQ、カヌーなどのレジャースポーツを楽しむ人達がいました。

川沿いにはそらやま街道が走っていて、ドライブしながら仁淀川の清流を間近に見れます。 街道沿いを北上すると、川幅が広いところでまたレジャースポーツを楽しむ人が見えました。 川はきれいな淡いグリーンです。

しばらく川沿いを走ると、 名越屋沈下橋 があります。

増水した際には水に沈む、高知県によく見られる橋です。その中でも、名越屋沈下橋は、全長がかなり長いです。

案内表示に従ってそらやま街道から脇道に逸れると、道幅の広い場所に観光客の車が数台停めれていました。 同じように駐車して橋に近づくと、まっすぐに伸びる沈下橋が見えました。

正面から見てもきれいですね。 周りが大自然で、心が癒されます。

ちなみに、地域の人の生活道として使われているので、邪魔をしないように気を付けてください。 道幅が狭くてすれ違えないので、車で渡ることはお勧めしません。

上流に向けて50分ぐらい車で走ると、中津渓谷があります。

途中はすれ違えないぐらい狭い山道なので、注意して進んでください。 中津渓谷のすぐ近くにも駐車場がありますが、狭いのでその手前の 中津渓谷駐車場 に停めたほうがいいです。

駐車場から徒歩5分で、中津渓谷に着きます。 この渓谷は広い県立公園になっていて、観光スポットが点在しています。お勧めは、龍神七福神巡りをして、雨龍の滝を見に行くコースです。 川沿いの遊歩道の各所に七福神の像が設置されていて、オリエンテーリング感覚で進みます。

遊歩道はかなり険しい渓谷に作られていて、手を伸ばせば触れるぐらいのところに川があります。 きれいな色の流れの向こうに、七福神の像が見えます。 まるでジブリに出てきそうな橋も渡ります。

さらに遊歩道は続き、渓谷の奥へ奥へと進んでいきます。 後半は、渓谷が崖のようになっているので、川の両岸を行き来するように道が作られています。 橋や地面にそれぞれ個性があって、遊歩道自体がアートのようです。 日が当たって川の色が淡い青色に見え、とてもきれいです。

ようやく滝が見えてきました。 赤い橋を渡った先が雨龍の滝です。 橋を渡る前から、水しぶきがものすごいです。 滝に一番近いところまで行くと、滝の轟音と水しぶきで、落ち着いてカメラを回すことができないほどの迫力です。

中津渓谷から40分ほど北上すると、 安居渓谷 があります。 

たどり着くまでの道は、半分以上が履行できない山道です。 渓谷のすぐ近くには、広い駐車場があります(紅葉シーズンには車でいっぱいになります)。広い県立公園になっていて、複数の滝をはじめたくさんの観光スポットがあります。 今回は、駐車場から比較的近い飛龍の滝を目指します。 車道を徒歩で進んで行くと、真横にきれいな川が見えます。

10分ほど歩くと、河原に降りれる場所があります。 川には簡素な橋が架かっていて、渡った先には細い小道が続きます。

どんどん進んでいくと、森が深くなってきました。 歩道がさらに細く、険しくなってきます。 川の水は、より一層透明度が増してきたように見えます。

ついに道ではなくなってきました。でこぼこした岩の上を歩きます。 深緑の木々と、苔むした岩、その間を流れる川の景色は、もののけ姫に出てきそうな神聖な雰囲気です。

坂を登りきると、ようやく飛龍の滝が見えました。滝に日が差し、水が白く輝いて見えます。 上から落ちて岩肌にあたり、そこから広がる水の流れがなんとも美しいです。 手前の人と比べると、スケールの大きさが際立ちます。

大量の水が落ちる迫力もさることながら、滝つぼの水がものすごく綺麗です。 日の光に照らされて、宝石のように美しいエメラルドグリーンに光っています。

この他にも、昇龍の滝や背龍の滝など、多くの滝があります。 さらに山奥に進んだ先には、水晶淵と呼ばれる、水の色が非常にきれいな場所があります。 今回、私は行けなかったのですが、興味のある方はぜひ行ってみてください。